新たな生きる糧を見つけた2020年

 

 

全ての始まりはTikTokだった。

 

 

 

2020年1月上旬。昨年末に留学から帰国した私は就活への焦りもありつつ、ベッドの中でただひたすらスマホを眺める生活を送っていた。

 

その中でも専らハマっていたのはTikTokである。自ら投稿をすることはないが、いろんな人の動画を何も考えずに見ている時間が好きだった。

 

TikTokでは基本的に自分の興味とは関係ない動画が次々と流れてくる。国内外問わず一般の人の何気ない日常の一コマであったり、自分の推しジャンルをまとめた動画であったりと動画の種類も多岐にわたる。

 

そんなTikTokをただ眺めていた時、ふと気付いた。

 

 

 

 

「あれ…?スノーマンの動画めっちゃ流れてきてない??」

 

 

 

 

今年の1月上旬といえばSnow ManSixTONESが同時デビューをする直前期。そのこともあって多くのファンがSnow Manの動画を投稿していたのだろう。

 

 

ここで唐突だか私のジャニーズ遍歴について少し触れておく。

 

私は中学生の頃にまず嵐を好きになった。

それはそれはもう頭の先までどっぷりハマっていて、グッズもCDも全部全部買い集め、嵐が出る番組は欠かさず録画し、毎日「翔くん翔くん」と叫び、嵐のことを悪く言う奴がいたら烈火の如く怒るという、中学生としてはありがちなオタク生活を送っていた。(余談中の余談だが、現在私は松本担)

 

そして「類は友を呼ぶ」と諺にあるように、私の友達も所謂ジャニヲタが多かった。私の親友も漏れなくそのうちの1人であった。彼女はSnow Manのファンだった。

 

 

彼女はかなり前(6年くらい?)からSnow Manを推している古参で、今もオタクを続けている。彼女から散々Snow Manについては聞かされていたので、メンバーの顔と名前、ある程度のキャラまでは把握していたが、当時私は彼らの魅力に気づくことができなかった。

 

昨年3人のメンバーが加入した事も耳にはしていたが、留学をしていたこともあって具体的に誰が加入したかまでは把握していなかった。

 

 

話は戻るが、TikTokで流れてくるSnow Manの動画で加入した3人のメンバーの顔と名前を合致させた。現在私は加入担であるが、TikTokを介して見た彼らへの第一印象は「ふーん」であった。というかあんまり覚えていない

 

ジャニーズのファンを長くやっていると、オタクになったきっかけが「この時のパフォーマンスを見てビビッときた!」とか「この映画でファンになった!」みたいな人は多く見かける。しかし私はそのようなタイプではない。嵐にハマった時もクラスの話題についていくために嵐の番組をチェックしていたら、いつの間にか沼にハマっていた。じわじわと時間をかけて好きになる「熟成型」のオタクなのである。

 

TikTokは「熟成型」の私にとって沼に落ちるための最適な環境であった。なぜならTikTokは先述したとおり、自分の意思とは関係なく動画が流れてくる。「サブリミナル効果」を狙っていたんじゃないかレベルでひっきりなしに流れてくるSnow Manの動画を見ていくうちにある1人の存在が目に留まった。それが現自担の目黒蓮だった。

 

「え、よく見たらこの人顔めっちゃ良くない??」「この髪型似合う人類ってなかなかおらんよ…?我らがMJ(Jun Matsumoto)でも厳しいんじゃないかい…????」といったような感情が沸々と湧き始めた。

 

 

そして1月下旬、私はとある人物に

目黒蓮ってカッコよくない?」

とメッセージを送った。

先ほど登場した古参Snow Manファンの親友である。

そこからの話は早かった。

すぐに鑑賞会がセッティングされ、「雪 〜Man in the Show〜」や過去に放送された「D.D.」のパフォーマンスを見た。

 

 

 

 

気づいたら帰り道、FCに入っていた。

 

 

 

 

そんなこんなで私のスノ担生活が始まった。

 

Jr.チャンネルを漁る日々、過去に買ったドル誌の中からSnow Manを血眼で探す日々、ネットオークションで素顔4のSnow Man盤を探す日々…(結局高騰しすぎて買えてない)

新しい沼にハマって活き活きとしたオタクライフを送っていた。

 

 

2020年4月。緊急事態宣言発令。

この頃から私の地獄が始まった。びっくりするほど上手くいかない就活。ひっきりなしにくるお祈りメール。乱れる生活リズム。

「自担も『祈るのは自由だから』って言ってたし?お祈りメール来ても全然余裕。笑笑」みたいな冗談を言える状況でもなかった。

 

 

そんなどん底の期間、救いだったのがSnow Manだった。お祈りメールを食らったらすのちゅーぶを一本見る。(多分このルーティーンのお陰で、すのちゅーぶの再生回数が爆上がりだった。笑)ストレスが溜まったらスノ担の友達とオンラインでSnow Manについて語り合う。D.D.のマルチアングルで自担を見て心を清める。

 

このコロナ禍の自粛期間はSnow Manのお陰で死ななかったと言っても過言ではない。

 

 

緊急事態宣言が解かれてしばらく経った夏休み直前、ようやく就活が終わった。

Snow Manの活動も徐々に再開されていった。

2nd singleの発売やそれに伴う番組出演など、コロナ禍での静寂が嘘のように供給が怒涛のように押し寄せた。

私も就活が終わってすぐアルバイトを始めた。

自粛期間中にSnow Manに沢山救ってもらったからその恩返しをしたい。Snow Manがもっと笑顔に、幸せになれるように頑張りたい」という思いで必死に働いて、自分の無理ない範囲でオタ活をしている。

 

 

 

私は目黒くんが言ってくれた言葉で忘れられない言葉が2つある。

 

一つ目は

 

 

 

「皆さんの生活や幸せがあっての僕達ですから」

 

 

 

 

これは以前とあるIslandTV(下記URL参照)での目黒くんの一言である。

 

目黒蓮、向井康二「めめこじ」 | ISLAND TV

 

 

二つ目は

 

 

 

 

「未来のみんなの気持ちを俺は大事にしたいです」

 

 

 

 

これはすの日常で彼が綴った一言である。

 

今までの推しも同じように言ってくれていた。しかし、彼の言葉だけは妙に心に刺さった。

 

ここ数年で数字がモノを言う時代になり、アイドル側も結果が欲しいと恐らく思っているに違いない。しかしそれにも関わらず、焦って無理をしてしまうファンに対してファンの生活や幸せについて考えてくれる彼の一言は私にとって大きかった。

 

私は逆に「推しの幸せがあっての私」という考え方なので、一ファンとしてお互いを思いやれる良い関係性なのではないかと考えている。(上から目線すぎて意味わからん)

 

 

 

 

来年、私は社会人になる。

お金は今より沢山貰えるかもしれない。でも学生とは違い、自由な時間は無くなる。

 

でもその中でもファンのことを考えてくれる目黒くん、Snow Manの思いやりを忘れずにこれからも彼らを応援していきたい。

 

 

2021年が楽しみだ。

 

 

 

 

※今更ですがTikTokへの動画の無断転載は犯罪です